南国の蘭や果樹たちに触れているうちに、気分はすっかりトロピカル。
カカオの人工授粉
相変わらずうまくいきません。
今回はDTPのKさんの協力を得て、カカオの花について少し説明します。

高温性のカカオの花は今が最盛期。
  カカオの花bb

この小さい花をうまく合わせて受粉させるわけなので結構大変です。
目が良くないと無理だし、相当根気が要ります。

さて、この花はどんな構造をしているのでしょう。
カカオの花をよく見ると真中にある花柱(めしべ)と、その周りに黒いひげのようなもの、さらにその周りに、黄色いしゃもじのような装飾をつけたフードがあります。
この黒いひげのようなものは仮雄ずいと言って、退化したおしべで機能上は不要のものです。今ではむしろ、めしべをガードしているようにさへ見えます。
カカオの花・字入れb

本当のおしべは、その周りにあるフードの内側に隠れています。
カカオの花②・字入れb

上の写真ではまだフードの中に隠れているのでわかりずらいですね。
そこで、機能上不要の仮雄ずいとフードを出来る限り除去してみました。
カカオのおしべ・字入れb

これだとフードがなくなって花粉(おしべ)がよく見えます。
ちなみに、おしべもフードも仮雄ずいも5対づつありますが、手を加えているうちに少しとれてしまいました。

人工授粉は、このおしべの先にある花粉を、幹からでている別の花のめしべにつけるわけです。
上の被写体を作る作業でも結構大変でした。
これを受粉させるとなると、小さいだけでなく(前述の)仮雄ずいが邪魔になるので、なかなかイライラするわけです。

でもまあ、この苦労が実る日を夢みて、励んでみようと思います。


ウニ

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コメント
非常に根気のいる作業ですね。受粉を試みるだけで温室で大汗をかきます。
[URL] 2016/09/07(水) 15:28 [編集]

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