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南国の蘭や果樹たちに触れているうちに、気分はすっかりトロピカル。
カカオ、自家製のチョコレートをめざして
「高嶺の花」と言えば、なかなか手に入らないもの。
世界が近くなった昨今の園芸界では、根気よく探せば手に入らないものはないかもしれません。
でも、その植物が育っていた環境まで手に入れることはできないので、やはり「高嶺の花」はあるのです。

熱帯林に自生する植物たちは、何と言っても高温多湿が好き。低温と、暖房による乾燥が著しい日本の冬は、大抵の熱帯植物たちにとって大の苦手です。特に熱帯のシンボル的存在の樹木には、日本ではなかなか育ちにくいものが多いようです。

カカオもそんな果樹のひとつ。
そう、あのチョコレートの原料、カカオです。

カカオの花
↑ 温室のカカオの木。数年前から夏になると花を咲かせています。

しかしそんな植物たちも、日本で園芸的に世代交代を繰り返しているうちに、徐々に日本の環境に慣れてくるような気がします。

いい例が、今やギフトの定番である胡蝶蘭(ファレノプシス)。
もともとかなり高温性の蘭で、趣味家の間でも「高嶺の花」だったのですが、メリクロン技術が大量生産を可能にし、一般に普及してくると、温室のないご家庭でも立派に咲いてくれる品種も出てきています。

自生地の環境は最低でも30℃近いというカカオも、当温室では冬季最低10℃くらいまで下がりますが立派に育っています。

ただ、実がついたことはまだありません。
じつはこれがもうひとつの問題かもしれないのですが、自生地では受粉の手助けをするといわれている虫(ユスリカのような虫らしい)がいないこと。
そこで調べてみると、人工授粉の例もいくつか見られましたが、何しろカカオの花は小さいのです。

      カカオの花②
      ↑ カカオの花。ちょっと見難いですが・・。

カカオの花③
     ↑ さらにアップ。鞘に入ったおしべが見えるでしょうか。

この1cmほどのひ弱な花の、おしべをピンセットでむき出してめしべにつけるのです。
過去何回か試みましたが根気が続かず失敗。今年は初めからあきらめて、後継者の出現に期待することにしました。



ということで、あの写真でよく見る幹についた実(幹生花)のオリジナル写真はありません。寄贈して頂いた写真はあるのですが、今はネットで検索すれば沢山見れますので・・。
当温室でも、是非あのアメフトボールのような実が幹についているところを見たいものです。





ウニ





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