3年振りの開花になります。
今年は夏に葉が全部落ちてしまい、その後盛んに芽吹いてきたのですが急に寒くなって止まってしまった感があります。
そのいくつかが花芽となって、そのうちのひとつが蕾を膨らませてきました。

ヘラニアの蕾
一方気温はさらにどんどん下がって、当地では今朝の最低気温が12℃。
温室は先週から暖房を入れました。
そのせいか、何とか開花しました。



ところが上の写真の後、完全開花まで至ることなくあっさりと落下。
もうひとつ見える蕾はまだ残っています。
それより何より、早く葉が展開してほしいのですが・・。
ヘラニア(Herrania purpurea)は、モンキーカカオ(Monkey Cacao)とも呼ばれるカカオの野生種の一種です。日本では開花だけでも大変珍しいのではないかと思います。
ウニ
今年は夏に葉が全部落ちてしまい、その後盛んに芽吹いてきたのですが急に寒くなって止まってしまった感があります。
そのいくつかが花芽となって、そのうちのひとつが蕾を膨らませてきました。

ヘラニアの蕾
一方気温はさらにどんどん下がって、当地では今朝の最低気温が12℃。
温室は先週から暖房を入れました。
そのせいか、何とか開花しました。



ところが上の写真の後、完全開花まで至ることなくあっさりと落下。
もうひとつ見える蕾はまだ残っています。
それより何より、早く葉が展開してほしいのですが・・。
ヘラニア(Herrania purpurea)は、モンキーカカオ(Monkey Cacao)とも呼ばれるカカオの野生種の一種です。日本では開花だけでも大変珍しいのではないかと思います。
ウニ
このところ台風がよく来ますが、そのたびに気温がぐっと下がって秋めいてきましたね。「今年は残暑が長い」という予報で8月に植えたドリアンの種がうまく育つかどうか、心配になってきました。
それにしてもひと月ほど前に紹介したヘラニアの蕾、いつの間にか消えてました。あそこまで形が見えていたので、落ちていれば下に見つかりそんなものなんですがそれもなく・・・。ひとつの芽が勢いよく伸びだすと同時に他の芽が枯れていく、これが単幹性の木の特徴なのかもしれません。
で、今の状況はこんな感じです。

上の方で勢いよく伸びている芽と裏腹に、下の方では(花芽も含めて)芽という芽が全滅状態。根元からひょろひょろ伸びている芽も風前の灯です。
ただ、幹生花の木は幹からの芽吹きも多いということもわかってきました。
この性質をうまく利用して繁殖できそうな気もします。
(下の写真は、相変わらず幹から蕾を出しまくっているカカオです。)

ウニ
それにしてもひと月ほど前に紹介したヘラニアの蕾、いつの間にか消えてました。あそこまで形が見えていたので、落ちていれば下に見つかりそんなものなんですがそれもなく・・・。ひとつの芽が勢いよく伸びだすと同時に他の芽が枯れていく、これが単幹性の木の特徴なのかもしれません。
で、今の状況はこんな感じです。


上の方で勢いよく伸びている芽と裏腹に、下の方では(花芽も含めて)芽という芽が全滅状態。根元からひょろひょろ伸びている芽も風前の灯です。
ただ、幹生花の木は幹からの芽吹きも多いということもわかってきました。
この性質をうまく利用して繁殖できそうな気もします。
(下の写真は、相変わらず幹から蕾を出しまくっているカカオです。)

ウニ
相変わらずうまくいきません。
今回はDTPのKさんの協力を得て、カカオの花について少し説明します。
高温性のカカオの花は今が最盛期。

この小さい花をうまく合わせて受粉させるわけなので結構大変です。
目が良くないと無理だし、相当根気が要ります。
さて、この花はどんな構造をしているのでしょう。
カカオの花をよく見ると真中にある花柱(めしべ)と、その周りに黒いひげのようなもの、さらにその周りに、黄色いしゃもじのような装飾をつけたフードがあります。
この黒いひげのようなものは仮雄ずいと言って、退化したおしべで機能上は不要のものです。今ではむしろ、めしべをガードしているようにさへ見えます。

本当のおしべは、その周りにあるフードの内側に隠れています。

上の写真ではまだフードの中に隠れているのでわかりずらいですね。
そこで、機能上不要の仮雄ずいとフードを出来る限り除去してみました。

これだとフードがなくなって花粉(おしべ)がよく見えます。
ちなみに、おしべもフードも仮雄ずいも5対づつありますが、手を加えているうちに少しとれてしまいました。
人工授粉は、このおしべの先にある花粉を、幹からでている別の花のめしべにつけるわけです。
上の被写体を作る作業でも結構大変でした。
これを受粉させるとなると、小さいだけでなく(前述の)仮雄ずいが邪魔になるので、なかなかイライラするわけです。
でもまあ、この苦労が実る日を夢みて、励んでみようと思います。
ウニ
今回はDTPのKさんの協力を得て、カカオの花について少し説明します。
高温性のカカオの花は今が最盛期。

この小さい花をうまく合わせて受粉させるわけなので結構大変です。
目が良くないと無理だし、相当根気が要ります。
さて、この花はどんな構造をしているのでしょう。
カカオの花をよく見ると真中にある花柱(めしべ)と、その周りに黒いひげのようなもの、さらにその周りに、黄色いしゃもじのような装飾をつけたフードがあります。
この黒いひげのようなものは仮雄ずいと言って、退化したおしべで機能上は不要のものです。今ではむしろ、めしべをガードしているようにさへ見えます。

本当のおしべは、その周りにあるフードの内側に隠れています。

上の写真ではまだフードの中に隠れているのでわかりずらいですね。
そこで、機能上不要の仮雄ずいとフードを出来る限り除去してみました。

これだとフードがなくなって花粉(おしべ)がよく見えます。
ちなみに、おしべもフードも仮雄ずいも5対づつありますが、手を加えているうちに少しとれてしまいました。
人工授粉は、このおしべの先にある花粉を、幹からでている別の花のめしべにつけるわけです。
上の被写体を作る作業でも結構大変でした。
これを受粉させるとなると、小さいだけでなく(前述の)仮雄ずいが邪魔になるので、なかなかイライラするわけです。
でもまあ、この苦労が実る日を夢みて、励んでみようと思います。
ウニ